金継ぎ 一二八

昔ながらの生漆でひっそりちまちまとお直ししています。

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欠け、ヒビ、割れ

サラサラの粉末でない限り、また形を整えることができます。

①お写真でお見積り

定規、メジャー、方眼紙など、大きさのわかるものと並べたお写真をメールでお送りください。破片の分割数、わかる範囲でヒビの数も明記くださると助かります。おおよそのお見積りをお知らせいたします。

②しっかり梱包して発送

おおよそのお見積りで問題なければ、破片もひとつずつ不要な紙にくるんでお送りください。配送中に更に壊れてしまわないようお願いいたします。この時点で仕上げイメージがございましたらお知らせください。恐れ入りますが、送料はお客様負担になります。

③状態を確認して再度お見積り

到着したものの破損具合を計って、仕上げのイメージについてこちらからご提案する場合もございます。メールにて最終的な仕上がりイメージのすり合わせをさせていただき、正式なお見積りをお出しします。

④お支払い

お見積りにご納得いただけましたら、お振込みをお願いいたします。決して手軽な額にはならないので、修繕をやめて返送する決断もありです。その場合は申し訳ありませんが、着払いにて返送させていただきます。

⑤修繕開始

お振込み確認後に修繕を開始します。1か月~3か月、ガラスだともっとお時間かかるかもしれません。お急ぎの方には、簡易金継ぎや合成うるしをお使いの修繕屋さんをお探し下さるようお願いいたします。

⑥同素材、複数点で割引あります

飲食店様のお猪口やお銚子、箸置きやお皿、花瓶など複数点で割引いたします。

破損した姿を、また共に暮らしていく姿に

  • 再び形を戻し、使用に耐えるようにするための修繕です。
  • 金継ぎ繕いで破損前より資産価値が上がることはありません。
  • 資産価値の高い、高級美術品の修復はお引き受けしておりません。
  • 傷跡がわからなくなるような復元に近い修復はお引き受けしていません。

ご相談お受けいたします

回答のサンプルです

  • ■小さい欠けがあります
  • ⇒1センチ以下の小さな欠けは、ひとつの器につき3ヶ所まで、まとめて3300円で修繕可能です。
  • ■普段の使用で気になるヒビがあります
  • ⇒水漏れしていなくても、使っていくうちにヒビはすすみます。金で仕上げなくても、ヒビの広がりを止める「拭き漆」のみの対応が可能です。見た目は漆色の茶色いヒビになり金継ぎにはなりませんが、これも昔からある修繕の技法です。最低料金でお請けできます。
  • ■こまかく割れて分割数が多いです
  • ⇒修繕の代金が高くなりますが、見栄えがぐんと上がる可能性が高いです。(金継ぎマニアな方向け)
  • ■穴があいてしまいました
  • ⇒しっかり埋めて塞げます。仕上げ方法はご相談できます。
  • ■欠けて無くなったところがあります
  • ⇒埋めることもできますが、逆に欠けの形状を活かした修繕もできます。
  • ■カップの取っ手が取れました
  • ⇒根元から取れた場合、強度が著しく落ちてしまうので修繕しても取ってを持ってご使用いただくのは避けてください。取っ手をなくして湯呑みのように仕上げる修繕もできます。途中が折れた場合は布を巻いての修繕になります。
  • ■花瓶がヒビ割れたけど内側に手が入りません、直せますか
  • ⇒内側は拭き漆というヒビ止め防水処理を行うに留め、金属粉や色漆での仕上げは行いません。
  • ■接着剤を使って自力で直そうとしましたが綺麗に接着できませんでした。直せますか。
  • ⇒接着剤をこちらではがし、綺麗な仕上げが可能です。
  • ■大きいヒビが入っています、割ったほうがいいですか
  • ⇒ヒビが入ったことで、手でも割れそうに動くようなら割っていただいて構いません。修繕代は高くなってしまいます。
  • ■安くできませんか
  • ⇒お任せ仕上げでご依頼いただけますと、金仕上げより安く仕上げられます。銀粉、錫粉と色漆を含む仕上げがあり、どの仕上げになるかは職人お任せとなります。工程は減らないので、納期が早くなることはありません。
  • ■食器ではない飾るための置物で、早く安く仕上げられませんか
  • ⇒本漆での接着はせず、合成漆や合成接着剤などで接着し、亀裂を綺麗な金継ぎ仕上げにすることは可能です。ただし現在弊社では請けておりませんので、そういうお直しが得意な方をお探しください。

ガラスも繕えます

うす~いガラス製品はお断りしています。

ガラス用透明漆を使います

  • ガラス用透明漆が乾くのに通常より長く時間がかかります。
  • 欠け、欠損部分はガラス素材で埋めないので透けなくなります。
  • サンドブラスト、金彩のあるガラス製品は工程が増える為、追加料金が発生する場合があります。

陶器、磁器、ガラス修繕後のお取り扱い方法

  • 修繕完了日から最低ひと月は、漆がまだ強固になっていないため、修繕箇所に負荷をかけないようお願いいたします。
  • 修繕後の強度が修繕前の強度を越えることはありません。丁寧に扱っていただき、長く愛でてください。
  • 食洗器、電子レンジ、オーブンは使わないようにしてください。
  • 85度以上の熱いものを注がないでください。
  • 長時間の漬け置き、水に浸しっぱなしにしないでください。
  • 土鍋の蓋など、長時間高温で蒸す状態は避けてください。
  • お直しした花瓶や壺を花生けにする場合は、直接水を入れて生けるのではなく、中に生ける用の器を入れ、そのカバーとしてお使いください。

ギャラリー

これまでにお直しした作例です

ぐい吞み

ふちの欠け、銀仕上げ

1センチ以下の小さな欠けは、ひとつの器につき3ヶ所まで3300円、期間の目安は2~3週間です

※仕上げ方法はお任せの場合のみ

ぐい呑み

ふちの欠け、銀仕上げ

1センチ以下の小さな欠けは、ひとつの器につき3ヶ所まで3300円、期間の目安は2~3週間です

※仕上げは方法お任せの場合のみ

ぐい呑み

ふちの欠け、金仕上げ

1センチ以下の小さな欠けは、ひとつの器につき3ヶ所まで3300円、期間の目安は2~3週間です

※仕上げは方法お任せの場合のみ

湯呑み

色漆仕上げ

線で仕上がるヒビ、割れ、大きい欠損は修繕の距離を計ってお見積もりします。

おおよそですが1センチ1000円を目安にしてください。

※プラス基本工賃が加わります

漆仕上げの目安は1~2ヶ月です

金仕上げ

線で仕上がるヒビ、割れ、大きい欠損は修繕の距離を計ってお見積もりします。

おおよそですが1センチ1000円を目安にしてください。

※プラス基本工賃が加わります

金属粉仕上げの目安は1~3ヶ月です

追加料金がある例

金彩、釉薬のないザラザラの部分、ガラスは修繕の工程で、やすりがけの傷や漆の染みから保護しながら作業いたします。

保護の工程が加わるので、修繕箇所が上記の範囲に及ぶ場合は追加料金をお願いすることになります。

木の枝、草の根、雷、河川のように

器に加わった痕跡を繋ぎ留めます

金継ぎ師 今井

合同会社一二八 代表社員